活動報告

大阪市内水氾濫実態調査及び市建設局での発表会を実施

 12月23日(水)と24日(木)の2日間,高校2年生の小柳津唯花さんと室井佳純さんの2名が大阪市を訪れ,市内の内水氾濫実態調査と大阪市建設局で調査研究した内容の発表会を実施しました。
 小柳津さんと室井さんは学校設定科目「SGH課題研究ⅡA」の中で東北大学大学院工学研究科の小森大輔先生の研究グループと連携して研究を進めています。大学4年生の中口幸太さんと共同で大阪市での内水氾濫常襲地の分布と特性を過去の20年間の水害データを用いて調査研究をしています。
 今回は,過去4回以上洪水等で家屋が浸水した地域を水害常襲地として大阪市内を実際に訪れて地形や高度,雨水の排水路などを調査したり,住民の方々にインタビューをしたりしました。事前に100メートル四方で浸水した地域を区切っていましたが,インタビューをすると地域によっては20メートル四方という局所的に浸水した地域もありました。インタビューなどの現地調査から新しい発見を見つけることができ,大変有意義な調査でした。
 また,24日(火)の午前に大阪市建設局を訪問して大阪市のハザードマップなどを作成している担当者の皆さん(注1)の前で発表をしました。今回調査をした地域について担当者の方々から指導助言をいただき,今後より良い研究につながる貴重な機会になりました。
 今回の調査については3月4日(金)の校内発表会と3月5日(土)の岩手大学で行われる土木学会東北支部技術研究発表会で発表する予定です。

(注1)大阪市建設局 下水道河川部
施設管理課 正野哲也さん(担当係長) 上杉和弘さん 水環境課 水窪俊博さん(担当係長)
調整課 檜山幹さん(担当係長) 井上晃介さん 他多くの方々に参加していただきました。

  
住民の方へインタビュー      建設局の皆さんの前で発表     調査した地域を説明中

 
調査した地域を説明中