活動報告 平成28年度

高1課題研究Ⅰ『模擬国連体験』の様子

 高校1年生の課題研究Ⅰでは、模擬国連体験を下記の日程・テーマで5回に渡り実施しました。
 ※模擬国連とは・・・国連総会のシュミレーションを通して各国の立場、国際社会の問題を学んでいく
 ことを狙いとしています。

日程 テーマ 内容
第1回 5/17 模擬国連を体験
-「国連弁当」-
8ヶ国の立場で国連の事務職員の昼食メニューを話し合いで
決定。自国の農作物や食文化のアピールの場になりました。
第2回 6/13 模擬国連ガイダンス 昨年全日本高校模擬国連大会に参加した2年生による実体験報告
と担当先生からのガイダンスを受けました。
第3回 6/14 外務省総合外交政策局 
から講師を招いて
「国連や日本の外交、国際問題」の講話。
放課後は国際社会で働くためのセミナーや質問応答を行いました。
第4回 6/28 「核問題」に挑戦
-核軍縮の合意形成-
8ヶ国の立場でCTBTの全参加国批准に向けた話し合いを実施。
各国の大使は自国の利益のために戦略を練って臨んでいました。
第5回 7/12 本格的な模擬国連に挑む 全日本高校模擬国連大会日本代表の東大生4名を招き実施。
議題「Transforming our world: Ensure access to water for
all」で「持続可能な開発目標における水資源」の問題について、
①安全で安価な飲料水の確保、②有害物質の排除と水の再利用、
③水資源管理における国際協力の3つの論点から、17ヶ国での
 総会の場となり、本格的な模擬国連を体験しました。

  
「模擬国連」授業の進め方の説明  パートナーと会議戦略・打合せ   各国同士の自由討論(コーカス)

【模擬国連で学んだ生徒の考察から】
・どのように交渉すれば自国の利益になるか、一国の意見を通すのか、部分的に取り入れてもらうのか、
 最初難しさを感じた。
・(「日常生活に役立てることはあるか」という質問に対して)
 ニュースを見ながら、この国であれば何が問題で、もう一方の国の立場で何が問題なのかをできるだけ
 客観的に知り、考えるようにすること。ニュースをただ見るだけではすぐ忘れてしまうが、一度考えて
 みたら忘れることはあまりないと思う。