~SNS・インターネットの使い方と薬物乱用について学ぶ~
令和7年4月16日、高校は6校時、中学校は7校時に、若林警察署 生活安全課のご協力のもと「情報モラル教室」が実施されました。SNSやインターネットの正しい使い方、そして薬物乱用の危険性について具体的な事例を交えて学ぶ貴重な時間となりました。
SNSとインターネットの正しい使い方
講師の方からは、実際にあった3つの事例を挙げて、SNSのトラブルについて講話がありました。「学校名などの個人情報はSNSに絶対に載せてはいけない。」「一度投稿された情報は、警察でも完全に消すことはできない」といった、インターネットの使い方や危険性について注意が呼びかけられました。また、「心のブレーキ=我慢する力」「心のハンドル=善悪を判断する力」であるとして、これらの力を身につけてほしいという話がありました。
生徒たちは、普段使っているスマートフォンの向こうにある責任の重さを、改めて実感している様子でした。
薬物乱用防止
後半は、SNSなどを通じて、知らないうちに薬物に関わる情報や誘いが届くことがあることから、薬物乱用の危険性について講話がありました。いわゆる違法なドラッグだけでなく市販薬でも薬物乱用となり得るそうです。また、インターネット上には間違った情報もあるので注意しなければなりません。
「友達に誘われたから」「みんなやっていると言われたから」といった軽い気持ちが、取り返しのつかない結果を生むこともあるということを、生徒たちは真剣な表情で受け止めていました。
以下は高校生の感想文です:
「改めて、スマホに潜む危険性、薬物の怖さを感じることができました。3つの具体例が私たちと同じ年代の人による事例だったので身近に感じられ、他人事のように考えてはいけないなと思いました。薬物に関して、ドラッグストアでも買うことができる医薬品でも麻薬になりうるということが怖いなと思いました。また、友人や先輩から誘われても断る勇気をもてるようにすることが大切だなと思いました。」
以下は中学生の感想文です:
「SNSに個人情報などは絶対にのせないようにしようと思いました。『心のブレーキ』『心のハンドル』を意識して生活していきたいです。薬物乱用は1回だけでも命を落としてしまうかもしれないこわいことだと改めて思いました。自分の体は自分で守れるような人になりたいです。今回の講演会は実際にあったことを多くとりあげて説明されていたので、より印象に残りました。教えていただいたことをこれからの生活に生かせるようにがんばりたいです。」
スマートフォンやSNSが日常的なツールとなっている今だからこそ、一人ひとりが「情報」と「心」に向き合い、責任ある行動をとることが求められています。
本校では、今後も情報モラル教育や薬物乱用防止教育を継続的に行い、生徒が安全かつ健全に成長できるよう取り組んでまいります。