活動報告

活動報告 平成27年度

土木学会東北支部技術研究発表会で研究成果を発表しました

 3月5日(土),学校設定科目「SGH課題研究ⅡA」で東北大学大学院の先生方と連携しながら研究を進めてきた高校2年生10名が,岩手県盛岡市にある岩手大学で開催された「土木学会東北支部技術研究発表会」で研究の成果を発表してきました。
 発表者と発表題目は以下のとおりです。

『大阪市における内水氾濫常襲地の分布とその特性』 室井 佳純さん 小柳津 唯花さん
『河川清掃活動に対するボランティア参加意志と金銭的協力意志』 東海林 幸史君
『河川の意識調査のための旅行情報分析』 末永 夏子さん 橋本 彩子さん
『広瀬川の河川空間利用実態とその特性』 佐々木 彩音さん 千葉 沙也加さん
『親子の川に対する意識の関連性』 顧 豪君
『河川における行動分析』 伊村 うららさん 立花 李夏さん

 会場には東北大学のスタッフの方や大学院生,学部4年生の方をはじめ総計約30人に出席してもらいました。中には民間企業の方も出席しており質問もして頂きました。1グループにつき発表時間は7分,質疑応答3分でした。質疑応答では大学院生を中心にグループにつき約3つ質問をしてもらいました。なかには難しい質問もあり,生徒達は答えるのに困ったそうですが,自信をもって答えておりました。
 発表後,これまで指導して下さいました風間聡先生,小森大輔先生,福本潤也先生から生徒全員におほめの言葉を頂戴しました。また,もう少し時間をかけることができれば学術論文に投稿させたいということなので,来年度に課題研究Ⅲをとっている生徒はもちろんのこと希望する生徒については是非挑戦してもらいたいと思います。
 今年度一年間,生徒達のためにご指導いただきました風間聡先生,小森大輔先生,福本潤也先生始め学生の川守田智さん,吉澤一樹さん,中口幸太さん,橋本泰行さん他多くの方々に深く感謝申し上げます。

 これまで指導してくださいました先生方と学生の皆さんと一緒に記念写真

平成27年度 第2回SGHメコン川フィールドワーク

12月19日(土)から11日間,SGH課題研究ⅡAを選択している高校2年生の中から6名がタイとカンボジアを訪れ,SGHフィールドワークを行いました。
 タイの北部南部チェンコンでは,メコン川の調査・観察をして地域住民と勉強会を行っているNGO「メコンスクール」を訪れ,現在のタイ北部でのメコン川に関する問題の調査,およびメコン川とチェンコンの家庭の水質調査を実施しました。その後,チェンライにある中高一貫校「サーマッキー・ウィタヤーコム校」を訪問し,我々が取り組んでいる課題研究についてのプレゼンとディスカッションを行うとともに,交流を楽しみました。
 カンボジアでは夏に引き続きシェムリアップを訪れ,アンコールクラウ村とトンレサップ湖の水上集落でのインタビュー調査や水質調査を行い,現地での「水問題」に関する研究を深めました。

  
メコンスクールでのインタビュー  メコン川の水質調査        現地校でのディスカッション
(タイ・チェンコン)       (タイ・チェンコン)       (タイ・チェンライ)

  
サーマッキー校での交流      トンレサップ湖でのインタビュー  アンコールクラウ村でのインタビュー
(タイ・チェンライ)       (カンボジア)          (カンボジア)

中3「海外研修旅行(IS)」

~ 常夏の地で“発見”の連続 生徒たちは多くのものを持ち帰りました!! ~

 去る1月27日(水)から31日(日)までの5日間,中学3年生はシンガポールへの海外研修旅行を行いました。初日(27日(水))と最終日(31日(日))は移動日になりますので,現地での研修は実質3日間となります。出発時に現地の天気を確認したところ,28日(木)と29日(金)は雨模様,それも結構強い雨が懸念される予報でしたが,ちょっと強めの雨に当たったのは28日(木)の最後の研修地である「ナイトサファリ」の時だけでした。それもトラムの中だったのでひどく濡れることはありませんでした。この予報に反した好天がそれぞれの研修を一層充実したものにしてくれました。

  
チャイナタウン          ラッフルズ像広場         ナイトサファリ

  
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ    マーライオン・パーク       サンズ・スカイパーク

 今回も直前にトルコやインドネシアでテロがあり,保護者の皆様にはアンケートの提出や臨時保護者会への出席をお願いすることになりましたが,最終的には多方面から現地情報等を入手して「シンガポールは日本と同等の安全が確保されている国である」との判断のもと海外研修旅行を実施させていただきました。お陰様で,生徒たちにとっては国際理解を深め,国際感覚を養うための良き学びの機会になったと感じています。3年生の保護者の皆様のご理解とご協力に深く感謝申し上げます。

中1「SR冬巡検」

~ 新雪に覆われた泉ヶ岳の“冬”を満喫!! ~

 去る1月20日(水),中学1年生がSR冬巡検で泉ヶ岳へ出かけました。
 今回の目的は我々の木の観察とスノートレッキング。1月16日(土)に1学年教員等が下見に出かけた時には泉ヶ岳に雪はなく,スノートレッキングの実施が危ぶまれましたが,18日(月)に県内にまとまった雪が降り,19日(火)も泉ヶ岳は雪だったとのことで,一面新雪の銀世界が生徒たちを待っていてくれました。しかも当日は晴天。最高の環境での実施となりました。
予定どおり,午前は我々の木の観察を行い,生徒たちは樹形のスケッチ,樹木の直径や高さの測定,相対照度の測定,冬芽の観察,林床の環境観察などのメニューに取り組み,自分たちが決めた樹木が季節の移ろいの中でどう変化しているか感じ取っていました。
そして,午後はスノートレッキング。新雪を踏みしめる感覚はとても心地良く,冬山の魅力を堪能してきました。途中,足を取られて転ぶ生徒もいましたが,新雪の布団がこれまた心地良さそうでした。
 現在,生徒たちは総合学習の時間を利用して観察のまとめを行っています。3回の巡検の成果を,来たる3月3日(木)の授業参観の折に保護者の皆様にもご覧いただきたいと思います。

  
我々の木の観察                           スノートレッキング

中2「イングリッシュ・キャンプ(IS)」

~ 3日間の英語合宿を通して,生徒たちの口からは自然に英語が…!! ~

 去る1月26日(火)から28日(木)まで,中学2年生は“Don't worry! We can create an active atmosphere!”(安心してください!私たちなら積極的な雰囲気を創ることができる!)のスローガンのもと,東北自治研修所(富谷町成田)において2泊3日全ての活動を英語で行う「イングリッシュ・キャンプ(英語合宿)」を行いました。
 生徒9人に1人の割合で外国人講師(ALT)が付き,1日目と2日目の前半は英語に親しみつつスキルアップを図るための様々な活動を,2日目の後半は英語で行うプレゼンテーションの準備を行いました。そして,3日目はいよいよプレゼンテーション本番です。「日本の文化を紹介しよう」をテーマに,各班それぞれの持ち味を生かした,レベルの高い発表が行われました。発表後の,やり遂げたという達成感と満足感にあふれた表情が印象的でした。英会話力の向上はもちろんですが,コミュニケーションの大切さを深く認識する機会にもなり,人間的にも一回り成長した生徒たちの姿がそこにはありました。
 この3日間で学んだことを今後の生活や英語学習に,また来年度の香港・マカオでの海外研修旅行で生かしてほしいと思います。

  
ALTとの活動                           プレゼンテーション大会